<フレディなぜなぜシリーズ8>
▶︎フレディは何故あんなにすばらしい作曲ができたのか?
フレディの作曲方法が知りたいと思っているのですが、まだあまり情報がありません。
そんなら書くなって? はい、スイマセン。
フレディは楽譜が読めないと言っているので、当然ながら楽譜は書いていません。
音楽教育を受けた人が作曲する場合は、5線譜に音符とコードを書いていきますが、そのような方法ではなかったのです。
ではどのように作曲していたのでしょうか?
ピアノを弾きながら作っていましたが、録音することもなく、曲は全て頭の中にあったようです。
ブライアンの証言です。
《フレディ・マーキュリーの曲作りについてメイは、「デモテープはなかった。全てはフレディの頭の中と、彼がメモを書きとめた何枚もの小さな紙切れに書いてあったんだ。だから私が文字通りノート(音符)を示し、彼がAフラット、Cシャープ、Dフラットと付けていったのさ」と回想した。》
8月にモントルーのクイーンの元マウンテンスタジオへ行った時、フレディ自筆の歌詞がありましたが、このような小さな紙や、ノートの紙片に書かれていました。
歌詞にコードが添えられたものが1枚だけありました。

楽譜は書かずに作曲していたとは驚異的です!
そしてフレディはいつも先に音楽を作り、後から歌詞をつけていたと言います。
これも驚きなのですが、普通は先に歌詞があり、その言葉の内容に合った音楽を付けていくのではないでしょうか?
つまりフレディは、まず様々なタイプの音楽の曲を作りたかったので、音楽が先行であり、歌詞は付け加えられたものだったのです。
曲作りにおいて、音楽よりも歌詞をつくることにフレディは苦労していたと、ロジャーも証言しています。
フレディが伝えたいことは歌詞よりも音楽だった!
道理でクイーンの歌詞は、ごく私的なものが多く、あまり深い内容のものは少ないのではないでしょうか。
フレディは歌とピアノだけではなく、ギターやベースのフレーズも作っており、プラッククイーンやボヘミアンラプソディの制作には膨大な時間がかかったといいます。
スタジオ使用にはお金がかかりますから、それだけ長時間スタジオが借りられるというのも凄いところです。
スタジオに入ってから曲想を練ることもあったので、クラシック歌手のモンセラート・カバリエのような、楽譜さえあればすぐに完璧に歌える人種とは、録音方法が違っていたのですね。
フレディは1回聴いただけの音楽を、すぐにピアノで再現できるという能力の持ち主でした。
そして合唱の部分では、楽譜がなくても全てのパートを歌うことができたそうです。(イギリスは合唱王国と言われています)
これもすごい能力ですが、他にも合唱指揮者などにはこの能力があり、たとえばバッハの指揮者のカール・リヒターは、何百という曲の8声部の合唱とオーケストラの全てのパートを記憶していました。
モーツァルトは、バチカンのシスティナ礼拝堂で一度だけ聴いた8声部の合唱曲を記憶してしまい、後で楽譜に書きました。
モーツァルトといえば、彼は曲が生まれる瞬間について、このように書いています。
「すべてこれが、邪魔の入らぬ限り、私の魂を燃え立たせる。主題はひとりでに膨らみ、順序だてられて構想ができ、そして長い曲であっても、私の頭の中でほとんど全部完成する。私は瞬時に全体を見渡すことができる。」
はじめに完成していて、後は書くだけだったのですから、まさに天才ですね!
フレディの場合は、はじめに頭の中で完成していることもあれば、スタジオに入ってから色々と練り上げることもありました。
他のメンバーのアイディアと統合していくこともあれば、歌うだけ歌った後の処理はメンバーに任せることもありました。
録音については、先に楽器パートを録音してから、最後に歌を入れることを好みました。

アルバム2〜3枚目の初期の頃は「ソングライティングの勉強をしているんだ」と言っていましたから、常にスキルを磨き続けていたのですね。偉いなぁ。
曲作りというのは、初めのアイディアが大切ですが、それを構成して最後まで完成させるのは大変な作業です。
またクイーンは様々なジャンルの音楽を取り入れていますから、何々風の曲を作るという時に、編曲家の手を借りている可能性はあります。確証はありませんが。アレンジャーという職業があるのですから、それなりの需要があるわけですね。
書籍を作る時にも、編集者やゴーストライターが活躍していますが、音楽の世界でも同様です。
いずれにせよフレディは天才です!
あまりに太陽の近くまで飛びすぎてしまったけれど。
▶︎フレディは何故あんなにすばらしい作曲ができたのか?
フレディの作曲方法が知りたいと思っているのですが、まだあまり情報がありません。
そんなら書くなって? はい、スイマセン。
フレディは楽譜が読めないと言っているので、当然ながら楽譜は書いていません。
音楽教育を受けた人が作曲する場合は、5線譜に音符とコードを書いていきますが、そのような方法ではなかったのです。
ではどのように作曲していたのでしょうか?
ピアノを弾きながら作っていましたが、録音することもなく、曲は全て頭の中にあったようです。
ブライアンの証言です。
《フレディ・マーキュリーの曲作りについてメイは、「デモテープはなかった。全てはフレディの頭の中と、彼がメモを書きとめた何枚もの小さな紙切れに書いてあったんだ。だから私が文字通りノート(音符)を示し、彼がAフラット、Cシャープ、Dフラットと付けていったのさ」と回想した。》
8月にモントルーのクイーンの元マウンテンスタジオへ行った時、フレディ自筆の歌詞がありましたが、このような小さな紙や、ノートの紙片に書かれていました。
歌詞にコードが添えられたものが1枚だけありました。

楽譜は書かずに作曲していたとは驚異的です!
そしてフレディはいつも先に音楽を作り、後から歌詞をつけていたと言います。
これも驚きなのですが、普通は先に歌詞があり、その言葉の内容に合った音楽を付けていくのではないでしょうか?
つまりフレディは、まず様々なタイプの音楽の曲を作りたかったので、音楽が先行であり、歌詞は付け加えられたものだったのです。
曲作りにおいて、音楽よりも歌詞をつくることにフレディは苦労していたと、ロジャーも証言しています。
フレディが伝えたいことは歌詞よりも音楽だった!
道理でクイーンの歌詞は、ごく私的なものが多く、あまり深い内容のものは少ないのではないでしょうか。
フレディは歌とピアノだけではなく、ギターやベースのフレーズも作っており、プラッククイーンやボヘミアンラプソディの制作には膨大な時間がかかったといいます。
スタジオ使用にはお金がかかりますから、それだけ長時間スタジオが借りられるというのも凄いところです。
スタジオに入ってから曲想を練ることもあったので、クラシック歌手のモンセラート・カバリエのような、楽譜さえあればすぐに完璧に歌える人種とは、録音方法が違っていたのですね。
フレディは1回聴いただけの音楽を、すぐにピアノで再現できるという能力の持ち主でした。
そして合唱の部分では、楽譜がなくても全てのパートを歌うことができたそうです。(イギリスは合唱王国と言われています)
これもすごい能力ですが、他にも合唱指揮者などにはこの能力があり、たとえばバッハの指揮者のカール・リヒターは、何百という曲の8声部の合唱とオーケストラの全てのパートを記憶していました。
モーツァルトは、バチカンのシスティナ礼拝堂で一度だけ聴いた8声部の合唱曲を記憶してしまい、後で楽譜に書きました。
モーツァルトといえば、彼は曲が生まれる瞬間について、このように書いています。
「すべてこれが、邪魔の入らぬ限り、私の魂を燃え立たせる。主題はひとりでに膨らみ、順序だてられて構想ができ、そして長い曲であっても、私の頭の中でほとんど全部完成する。私は瞬時に全体を見渡すことができる。」
はじめに完成していて、後は書くだけだったのですから、まさに天才ですね!
フレディの場合は、はじめに頭の中で完成していることもあれば、スタジオに入ってから色々と練り上げることもありました。
他のメンバーのアイディアと統合していくこともあれば、歌うだけ歌った後の処理はメンバーに任せることもありました。
録音については、先に楽器パートを録音してから、最後に歌を入れることを好みました。

アルバム2〜3枚目の初期の頃は「ソングライティングの勉強をしているんだ」と言っていましたから、常にスキルを磨き続けていたのですね。偉いなぁ。
曲作りというのは、初めのアイディアが大切ですが、それを構成して最後まで完成させるのは大変な作業です。
またクイーンは様々なジャンルの音楽を取り入れていますから、何々風の曲を作るという時に、編曲家の手を借りている可能性はあります。確証はありませんが。アレンジャーという職業があるのですから、それなりの需要があるわけですね。
書籍を作る時にも、編集者やゴーストライターが活躍していますが、音楽の世界でも同様です。
いずれにせよフレディは天才です!
あまりに太陽の近くまで飛びすぎてしまったけれど。
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