<フレディなぜなぜシリーズ7>
▶︎フレディはなぜピアノが上手いのか?
◯フレディはピアノの教育を受けているので、基礎的な技術をきちんと身につけています。
アルペジオやトリルもきれいで、レガート奏法もお手のもの。
7才から9才までピアノのレッスンに通い、「古典、実用、理論のグレード4をやったけど、それを諦めてから、基本的に耳でピアノを弾いた。全然読めなかったから。」とのこと。
フレディは楽譜が読めるようにならなかった。これは教授法が悪かったためなのか?
もし読めるようになっていたら、どうなっていただろうか?などと考えてしまいます。
その後、ロンドンへ行ってから、アートスクールへ入る前によくピアノの練習をしていました。
その頃、フレディは新しい友人たちと、よくブルース系の演奏を聴きに行っていましたが、その中には無名時代のロッド・スチュワートもいました。(フレディは友達を作るのが上手ですね)
ところが日曜日の夕方になると、コンサート会場からフレディがすっといなくなることがありました。それはピアノの練習をするという母親との約束を守るためでした。
◯耳コピーが得意。
フレディは小学生の頃から、ラジオから流れる曲をすぐにピアノで再現することができました。
これは発達障害の特徴ともされますが、フレディの頃には発達障害なんていう言葉はなかったし、それを言うなら音楽家はほとんどみんな発達障害ですから、全然気にすることはありません。
◯影響を受けたピアニスト
インド時代には、リトル・リチャードやファッツ・ドミノが好きでした。
この二人の音楽活動に、大きく影響を受けたと考えられます。
リトル・リチャードは1932年生まれのロックンロールの創始者の一人で、歌手・作曲家・ピアニストです。今も存命しています。

ファッツ・ドミノもロックンロールの創始者の一人で、歌手・作曲家・ピアニスト、そして同性愛者でした。

◯ブギウギが好き
インド時代にはブギウギをマスターして、バンドで演奏していました。
ジェームズ・P・ジョンソン、パイントップ・スミス、ファッツ・ウォーラーなどが好きでした。
ブギウギとは、ブルースの歴史の中で生まれたピアノの演奏スタイルで、左手がブルース風のベースラインを弾き、右手がそれに乗せてアドリブのメロディーを弾きます。その原点は、ジャズの原点でもあるニューオーリンズ発祥のラグタイムにあります。
日本で有名なブギウギ・プレイヤーに、兄弟ピアニストのレ・フレールがいます。
レ・フレールの斎藤守也さんが、ブギウギの習得のために楽譜「左手のための伴奏形エチュード」を出版しました。
◯クラシックが好き
ショパンやラフマニノフが好きでした。ロマンチックですね〜
◯ジャズの影響
フレディはジャズシンガーのエラ・フィッツジェラルドからスキャットの唱法を学んだと言うので、その伴奏ピアノとしてオスカー・ピーターソンなど、往年の名プレイヤーの演奏を聴いていたはずです。
▶︎フレディのピアノには、このようにクラシック・ジャズ・ロックンロール・ブギウギなどが混在しており、それらが総合されて生み出されたのがフレディのピアノなのですね!
クラシックから、ロックのコード奏法、左手のベースライン、オクタープ奏法、アルペジオなど縦横無尽で、ワルツになったりオペラ風になったりと、軽やかに駆け抜けます。
楽譜は読めないけれど、耳コピーは完璧でした!
そして驚異的なのは、ピアノを弾きながら歌っていること!
あの複雑なリズムをとりながら歌えるというのは、ものすごい才能の持ち主ですね!
▶︎フレディの使用ピアノ
フレディはべヒシュタインが好きでした。
世界の三大高級ピアノとされるのは、スタインウェイ・ベーゼンドルファー・ベヒシュタインです。
スタインウェイはアメリカ。ベーゼンドルファーはオーストリア。ベヒシュタインはドイツです。
日本にはアメリカのスタインウェイが多いのですが、ヨーロッパでは伝統的にドイツのベヒシュタインが最高とされていたようです。
ベヒシュタインの工場は、1885年〜第二次世界大戦まではロンドンにもあったので、ロンドンでベヒシュタインを見かけることがあります。
クイーンがレコーディングしていたトライデントスタジオにも、ベヒシュタインがあり、ボヘミアンラプソディーもこのピアノで録音されました。「オペラ座の夜」には、使用ピアノとして、ベヒシュタインとクレジットされています。
トライデントスタジオでは、ビートルズの「ヘイジュード」や、ホワイトアルバムのほとんどの曲がベヒシュタインで録音され、エルトンジョンやデヴィット・ボウイも演奏しました。
イエスのリック・ウェイクマンも、トライデントスタジオのハウスピアニストだったので、このベヒシュタインを弾いていたわけですね。
フレディはオデオン座の公演にも、白いベヒシュタインをレンタルして持って行きました。
これはリッジファームのスタジオに持ち込んだ白いベヒシュタイン。

フレディは自宅にもベヒシュタインを持っていました。
これが自宅なのかどうか不明ですが、このピアノは小ぶりですが、中国風の象嵌があり、大変高級なものですね。

フレディがどこかでベーゼンドルファーを弾いているところも見かけました。
ツアーではいつもスタインウェイのフルコンサートグランドを運んで使っていました。
さすがに高級なピアノばかり弾いていますね。
もうひとつ、イタリアにファツィオリという高級ピアノがあります。
(高級というのは品質が良く、音色が良いという意味で、小さいグランドピアノでも1000万円ぐらいになります。)
フレディがこのファツィオリを録音に使ったことがあるので、最近になってファツィオリの音源が発売され、「マーキュリー」と名付けられています。
これはどこかのスタジオ?
ピアノの上にシンセサイザーを載せています。

▶︎日本でベヒシュタインを弾いてみたい人は、輸入総代理店のベヒシュタイン・ジャパンのサイトをご覧ください。
https://www.bechstein.co.jp
▶︎フレディはなぜピアノが上手いのか?
◯フレディはピアノの教育を受けているので、基礎的な技術をきちんと身につけています。
アルペジオやトリルもきれいで、レガート奏法もお手のもの。
7才から9才までピアノのレッスンに通い、「古典、実用、理論のグレード4をやったけど、それを諦めてから、基本的に耳でピアノを弾いた。全然読めなかったから。」とのこと。
フレディは楽譜が読めるようにならなかった。これは教授法が悪かったためなのか?
もし読めるようになっていたら、どうなっていただろうか?などと考えてしまいます。
その後、ロンドンへ行ってから、アートスクールへ入る前によくピアノの練習をしていました。
その頃、フレディは新しい友人たちと、よくブルース系の演奏を聴きに行っていましたが、その中には無名時代のロッド・スチュワートもいました。(フレディは友達を作るのが上手ですね)
ところが日曜日の夕方になると、コンサート会場からフレディがすっといなくなることがありました。それはピアノの練習をするという母親との約束を守るためでした。
◯耳コピーが得意。
フレディは小学生の頃から、ラジオから流れる曲をすぐにピアノで再現することができました。
これは発達障害の特徴ともされますが、フレディの頃には発達障害なんていう言葉はなかったし、それを言うなら音楽家はほとんどみんな発達障害ですから、全然気にすることはありません。
◯影響を受けたピアニスト
インド時代には、リトル・リチャードやファッツ・ドミノが好きでした。
この二人の音楽活動に、大きく影響を受けたと考えられます。
リトル・リチャードは1932年生まれのロックンロールの創始者の一人で、歌手・作曲家・ピアニストです。今も存命しています。

ファッツ・ドミノもロックンロールの創始者の一人で、歌手・作曲家・ピアニスト、そして同性愛者でした。

◯ブギウギが好き
インド時代にはブギウギをマスターして、バンドで演奏していました。
ジェームズ・P・ジョンソン、パイントップ・スミス、ファッツ・ウォーラーなどが好きでした。
ブギウギとは、ブルースの歴史の中で生まれたピアノの演奏スタイルで、左手がブルース風のベースラインを弾き、右手がそれに乗せてアドリブのメロディーを弾きます。その原点は、ジャズの原点でもあるニューオーリンズ発祥のラグタイムにあります。
日本で有名なブギウギ・プレイヤーに、兄弟ピアニストのレ・フレールがいます。
レ・フレールの斎藤守也さんが、ブギウギの習得のために楽譜「左手のための伴奏形エチュード」を出版しました。
◯クラシックが好き
ショパンやラフマニノフが好きでした。ロマンチックですね〜
◯ジャズの影響
フレディはジャズシンガーのエラ・フィッツジェラルドからスキャットの唱法を学んだと言うので、その伴奏ピアノとしてオスカー・ピーターソンなど、往年の名プレイヤーの演奏を聴いていたはずです。
▶︎フレディのピアノには、このようにクラシック・ジャズ・ロックンロール・ブギウギなどが混在しており、それらが総合されて生み出されたのがフレディのピアノなのですね!
クラシックから、ロックのコード奏法、左手のベースライン、オクタープ奏法、アルペジオなど縦横無尽で、ワルツになったりオペラ風になったりと、軽やかに駆け抜けます。
楽譜は読めないけれど、耳コピーは完璧でした!
そして驚異的なのは、ピアノを弾きながら歌っていること!
あの複雑なリズムをとりながら歌えるというのは、ものすごい才能の持ち主ですね!
▶︎フレディの使用ピアノ
フレディはべヒシュタインが好きでした。
世界の三大高級ピアノとされるのは、スタインウェイ・ベーゼンドルファー・ベヒシュタインです。
スタインウェイはアメリカ。ベーゼンドルファーはオーストリア。ベヒシュタインはドイツです。
日本にはアメリカのスタインウェイが多いのですが、ヨーロッパでは伝統的にドイツのベヒシュタインが最高とされていたようです。
ベヒシュタインの工場は、1885年〜第二次世界大戦まではロンドンにもあったので、ロンドンでベヒシュタインを見かけることがあります。
クイーンがレコーディングしていたトライデントスタジオにも、ベヒシュタインがあり、ボヘミアンラプソディーもこのピアノで録音されました。「オペラ座の夜」には、使用ピアノとして、ベヒシュタインとクレジットされています。
トライデントスタジオでは、ビートルズの「ヘイジュード」や、ホワイトアルバムのほとんどの曲がベヒシュタインで録音され、エルトンジョンやデヴィット・ボウイも演奏しました。
イエスのリック・ウェイクマンも、トライデントスタジオのハウスピアニストだったので、このベヒシュタインを弾いていたわけですね。
フレディはオデオン座の公演にも、白いベヒシュタインをレンタルして持って行きました。
これはリッジファームのスタジオに持ち込んだ白いベヒシュタイン。

フレディは自宅にもベヒシュタインを持っていました。
これが自宅なのかどうか不明ですが、このピアノは小ぶりですが、中国風の象嵌があり、大変高級なものですね。

フレディがどこかでベーゼンドルファーを弾いているところも見かけました。
ツアーではいつもスタインウェイのフルコンサートグランドを運んで使っていました。
さすがに高級なピアノばかり弾いていますね。
もうひとつ、イタリアにファツィオリという高級ピアノがあります。
(高級というのは品質が良く、音色が良いという意味で、小さいグランドピアノでも1000万円ぐらいになります。)
フレディがこのファツィオリを録音に使ったことがあるので、最近になってファツィオリの音源が発売され、「マーキュリー」と名付けられています。
これはどこかのスタジオ?
ピアノの上にシンセサイザーを載せています。

▶︎日本でベヒシュタインを弾いてみたい人は、輸入総代理店のベヒシュタイン・ジャパンのサイトをご覧ください。
https://www.bechstein.co.jp
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