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「表現の不自由展」再開

「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展」が再開されました。
韓国の「少女像」などが展示されていたため、一部の人から展覧会の中止を求める抗議の声が相次ぎ、安全上の理由から中止されていたものです。
韓国の「少女像」は、反日目的のものではなく、少女の隣に座れるようになっており、平和への願いを込めて制作されたもの。

「表現の不自由展」とは、もともと各地の公共施設で展示が不許可になった作品を集めて、なぜ不許可になったかの理由と共に展示していました。
それは日本において、次第に言論と表現の自由が脅かされているのではないかという危機感から企画されたもので、「慰安婦」問題、植民地支配、憲法9条、政権批判など、最近の公共施設ではタブーとされやすいテーマの作品を集めたものでした。

いちど不許可になったものを、また公共施設で展示するというのも大胆な企画ですが、その企画内容を知らなかった名古屋市長も困ったものですね。
行政のトップの方は、表現の自由を守る立場にあるはずです。

この展覧会が中止に追い込まれた頃、私はある市の副市長や美術館長、文化会館長たちに、表現の自由について質問したのですが、その時には全ての館長さんたちが「表現の自由を守る」と答えて下さったので、頼もしく思いました。

クイーンも82年の「ボディランゲージ」や、85年の「リヴィング オン マイ オウン」のPVが余りに退廃的なので、放送禁止になったことがありましたね。
「ボディランゲージ」はかなり表現がボカされているし、「リヴィング・・・」は登場人物が少なくて、それほど派手なパーティーには思えなかったのですが、最近公開されたバージョンでは未見のカットがかなり復活しています。

リビング オンマイ オウン

この頃、フレディは盛んに孤独だ、孤独だ、世界一孤独なんだと言っていますが、
クイーンのメンバーはいるし、最愛のメアリーはいるし、近くに家族も住んでいるし、なんでそんなに孤独なんでしょうね?
ダイヤ柄のタイツを穿いているので、またしても自分は道化師だと思っています。
ただ、周囲を見ると、テーブルの上に椅子が逆さまに乗せられていて、これはパーティーが終わって片付けている場面です。
この「宴の後」というのは寂しいものなんですよね。
パーティーが華やかであればあるほど、その後の静寂は重く、闇は深くなります。
一般人ならば、忘年会が終わって家へ帰れば、ヤレヤレとなりますが、フレディが派手なパーティーを開いた後に、一人暮らしの家へ帰れば、そりゃ冷たい孤独を感じることでしょう。落差が大きいのですよね。
音楽業界は華やかな世界ですし、振れ幅が大きい人ですからね、フレディは。

表現の自由についてでした。
表現の自由は守られてほしいですが、何でもかんでも可能というわけではなく、たとえばチャイルドポルノなどは厳重に罰せられるべきでしょう。
他人が作ったものをパクって、それでお金を儲けようというのも良くありません。

とにかく、なるべく表現は自由であってほしいと思います!!




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プロフィール

楽園のペリ

Author:楽園のペリ
1975年、初来日の武道館でクイーンを体験、フレディのファンになる。長らくクイーンのことは忘れていたが、映画を見て思い出し、フレディについて研究するうち、ついにロンドンのガーデンロッジや、モントルーのクイーンスタジオまで行ってきました!

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