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フレディのアイデンティティ

フレディのアイデンティティは何だったのだろうか?
まず、アイデンティティとは「自己の存在証明」のことであり、「自分とは何か」「自分らしさ」を意味します。
「アイデンティティが確立している」とは、「自分とは一体何者なのか、どういう存在なのか?」がわかっている状態を指します。
時間や場所によって変わらない、連続する自己のこととされます。
アイデンティティは他者や社会の中で作られるので、「帰属意識」という意味も含まれています。

アイデンティティが確立する青年期に、フレディはザンジバル革命に遭い、天地がひっくり返る衝撃を受けました。
そしてロンドンへ移住してからは、民族的差別も経験します。
ラミ・マレックも移民の2世として生まれ、自分のアイデンティティについて悩んだと言っていますが、フレディは移民の当事者ですよね。
イギリス国籍でありながら、イギリス人ではないし、(イギリス人とは主にイングランド人、スコットランド人、ウェールズ人、北アイルランド人のこと)、
ペルシャ人のルーツを持ちながら、ペルシャ語は話せないし(7世紀頃インドに移民したパールシーは、ペルシャ語を使うことを禁じられていた)、
自分は一体何者なのか、若い頃は悩んだことでしょう。
宗教的にはキリスト教・ユダヤ教・イスラム教よりも古い由緒のあるゾロアスター教なのに、周囲の人はほとんど理解がなく、変わった宗教と見られるでしょうし、
それに加えて、男性のジェンダーには馴染めなかった。(ジェンダーとは、社会的文化的な男らしさ、女らしさのこと)
これでは自分のアイデンティティが混乱するのも当たり前ですよね。

フレディは2〜3年ごとに服装や髪型を変えていましたが、これはアイデンティティが変化している印。
服装がよく変わる人は、心の中がどんどん変わっていき、確固たる信念や意志が持てないことを現しています。
髪型がよく変わる人は、飽きっぽい性格で情緒不安定と言われます。
でもヒゲスタイルになってからは変化していないので、内面が安定したことがわかります。
そう、フレディって、とてもわかりやすい人なのですね。

フレディのアイデンティティ
◯ロックミュージシャン
これは文句無し! 「とても価値のあることだった」と歌っていますね。
作詞・作曲も後世に残るものとなりました。

◯シンガー
ジム・ハットンと出会った頃、「自分はシンガーだ」と言ったそうです。
まさに「人生と歌を愛した男」ですね!

◯クイーンのフロントマン
最大の誇りでしょう。

◯アーティスト
美大出身ですから。

◯伝説
駆け出しの頃から「自分はポッブスターではなく、伝説になる」と言っていた。
人間は皆、自分が思った通りの人間になる。
伝説とは、フレディ自身が思いついたことなのか、それとも誰かに唆されたことなのかは、まだ疑問が残ります。

◯ペルシャ人
「フレディはパールシーであることを誇りにしていた」(母親談 / テレグラム紙)
「彼はインド人ではなくペルシャ人だと思っていた」(義弟のロジャー談)

◯英国人
女王陛下を敬愛していた。やはり愛国心はあったと思います。

◯イギリスの国籍は6つの区分があり、そのうちの2つがこれなのですが、どちらかに当てはまるでしょう。
どちらかというとBOCでしょうか。
でもフレディは、これはあまり気に入らなかったかもしれませんね。
・BOTC:British Overseas Territories citizen - イギリス海外領土市民。イギリスの海外領土出身者。
・BOC:British Overseas Citizen - イギリス海外市民
ギリシャ西岸の諸島・インド・パキスタン・マレーシアなどの旧植民地出身者のうち特殊な歴史的経緯のある者。

◯ロンドン市民
これはけっこう気に入っていたかもしれませんね。

◯英語話者
インターナショナルですね。

◯バルサラ家の長男
家族とは8才の時に離れているので、かなり寂しい思いをしたし、ゾロアスター教が男色を認めないので、親との確執があったでしょう。長男という意識は薄いかもしれません。

◯カシミラの兄
妹はかわいかったでしょう。
カシミラさんは「変わった兄だった」と言っていますが。

◯バイセクシュアル
バイかゲイかはよくわかりませんが、バーバラはエイズにならなかったので、性的にはゲイかもしれません。むずかしい。

◯娘たちの母親
恋人たちをドーターと呼んで、自分はマザーだと言っていた。
フレディ一家のゴッドマザーですね。

◯猫のお母さん
猫たちを溺愛しました。猫は子供だったのでしょう。

◯独身者
イギリスでは2014年に、同性婚が合法化されました。

◯プリテンダー
孤独を隠して、楽しいフリをしていたのか?
いや天才は孤独なんだから仕方がないでしょう、フレデイ?

◯道化師
若い頃は道化師の衣裳を着ていたし(ダイヤ柄)、「グレートプリテンダー」にもクラウンが出てくるので、かなり一貫して自分は道化師だと感じていたようですね。道化師はコメディアンであり、人を楽しませる役割に徹していたのですね。
道化師1
これも道化師ですか? これが何の衣裳か知っている方は情報ください。

◯男娼
インタビューで自分は「musical prostitute」だと言っていました。おかげで難しい言葉を覚えました。
prostituteとは売春婦、男娼。
自分は才能や能力をお金のために使っているという意味です。これはキツイ自嘲ですね。

◯孤独
よく自分はlonly lonlyなんだと言っているし、「世界一孤独な男なんだよ」と言ってたけど、そんなことを世界中に言いふらしているぐらいだし、周りには人が一杯いて、そんなに孤独に見えないんですけど。
最後の数年間は、親しい人と一緒に暮らして、落ち着くことができて良かったですね。

 こうして考えてみると、ずいぶん沢山のアイデンティティがあったのですね。
きっと他にもまだあると思います。
フレディも若い頃は悩みながら、だんだんアイデンティティを確立していったのですね。
いかがですか? 皆さんはアイデンティティが確立していますか?






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プロフィール

楽園のペリ

Author:楽園のペリ
1975年、初来日の武道館でクイーンを体験、フレディのファンになる。長らくクイーンのことは忘れていたが、映画を見て思い出し、フレディについて研究するうち、ついにロンドンのガーデンロッジや、モントルーのクイーンスタジオまで行ってきました!

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