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フレディが日本を好きな理由

フレディはなぜ日本が好きなのでしょうか?
その理由を考えてみます。

1) 日本の美術品や骨董品が好きだから。
ヨーロッパでは19世紀に「ジャポニスム」という、日本文化の流行がありました。
19世紀中頃の万国博覧会に出展された日本の美術品に魅せられて、多くの芸術家が日本の浮世絵や工芸品を真似て、作品を制作しました。
日本美術の影響を受けた作家は、ゴッホやゴーギャン、ルノワール、モネ、ロートレック、クリムト、ドガ、ボナールなどがいます。

ゴッホの「花魁」(おいらん)
ゴッホの「花魁」

クロード・モネも大変な親日家で、自宅に睡蓮の日本庭園を作り、妻に日本の着物を着せていました。
美術を学んだフレディですから、当然モネのことは知っていたでしょう。
それで日本庭園に憧れて、とうとう自宅に造ってしまったのかもしれません。
フレディが歌った「ラ・ジャポネーズ」という歌も、もちろんこの絵と関連していると思います。

モネの「ラ・ジャポネーズ」
モネのジャポネーゼ

フレディもなかなか似合っていますね。
フレディの着物・白黒

2) 日本公演で、日本のファンが大歓迎したから。
クイーンは日本初来日の前年から、アメリカでも人気が出ていましたが、日本ではビートルズ並みのスター扱いだったので、クイーンにとって日本は特別な国になったそうです。
その後も、クイーンは世界で色々なトラブルに遭うこともありましたが、日本は一貫してクイーンを暖かく迎えていましたから、日本に来ると落ち着くという面はあったと思います。
フレディにとっても、同じ黒い髪と茶色い目の日本人の間にいることは、白人の中にいるよりも楽だったのではないでしょうか。

でもフレディは初来日の前から、「一番好きな国はどこ?」というアンケートに「日本」と書いていたので、日本に来てから好きになったのではないようです。他のメンバーは「イギリス」と書いていて、ロジャーは「まだわからない」と書いていました。
フレディは来日する前から、日本に対してそうとうな知識と思い入れがあったようです。

3) 日本は男色に寛容だったから。
キリスト教では男色は罪であり、イギリスでは1967まで罰せられましたが、日本で同性愛が禁じられたのは1872年〜1882年の10年間だけでした。
日本では古代の「日本書紀」の時代から男性の同性愛の記述があり、仏教の僧侶や、平安時代の公家の間でも同性愛が流行していました。江戸時代に書かれた「葉隠れ」は武士道について説かれたものですが、男色の心得についても一章が割かれています。
フレディは武士道に興味があり、宮本武蔵の「五輪書」を読んでいたそうですから、「葉隠れ」にも目を通したのではないでしょうか。

4) 日本とゾロアスター教のつながり。
日本にはゾロアスター教が伝わっており、お盆の送り火や、お正月飾りの「どんど焼き」などの風習に溶け込んでいます。
ゾロアスター教の「善い考え、善い言葉、善い行ない」と共通するものを、フレディは日本人に感じたのではないでしょうか。

5) 日本とペルシャのつながり。
奈良の正倉院には、ペルシャから伝来したガラス器や楽器が収蔵されています。
イギリスの作家、アーサー・コナン・ドイルは、正倉院についての詳細な知識を持っていました。
それをフレディも知ることができたのでしょうか。

6)日本とインドのつながり。
日本は仏教国ですが、仏教はインドから伝来したので、インド育ちのフレディとしては親しみを感じるのではないでしょうか。

7)日本とアフリカのつながり。
フレディが生まれたアフリカのザンジバルには、日本人の「からゆきさん」がいました。
ザンジバルでは日本の「リキシャ」が走り、日本の陶器や絵画もあったようです。
フレディは子供の頃から日本を知っていたのです。

8) 日本は税金が安いから。
イギリスの印税は高くて、98パーセントだったこともあるとブライアンが言っていました。
それで税金を安くするためにミュンヘンやモントルーへ行っていたのですね。
日本の印税が何パーセントなのか、はっきりとした数字はわかりませんが、イギリスより安いことは確かです。

◆こうしてみると、日本とフレディのつながりは随分あるのですね。
フレディは「日本に住んでもいいと思ってる」と言ったことがありますが、当然のことなのかもしれません。
ニューヨークやミュンヘン、モントルーにアパートを持っていたフレディですから、トーキョーにもあったとしても少しも不思議はありません。
私たちがフレディに親しみを感じるのと同じように、フレディも日本に親近感を持ったということですね。
フレディがもっと長生きしていたら、きっと日本にも素敵な住居を持ったことでしょう。





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プロフィール

楽園のペリ

Author:楽園のペリ
1975年、初来日の武道館でクイーンを体験、フレディのファンになる。長らくクイーンのことは忘れていたが、映画を見て思い出し、フレディについて研究するうち、ついにロンドンのガーデンロッジや、モントルーのクイーンスタジオまで行ってきました!

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