ご存じのように、フレディはザンジバル革命から脱出した難民だったことがあり、ロンドンで移民として暮らすことになりました。
ザンジバルからは命の危険を感じつつのエクソダス(国外脱出)でしたし、移民としてゼロから生活を立て直すことは、どんなに凄まじい苦労だったことかと胸が痛みます。
たとえイギリスの植民地からの移動だったとしても、ロンドンでは移民としてみなされ、民族的差別も受けながらも、フレディはあらゆるハンディを跳ね返して成功を掴みました。
海外の移民・難民については、私にはとても語る資格はないので、日本の移民について考えてみたいと思います。
ロンドンに行くと、街中には沢山の外国人がいて、一体どこにイギリス人がいるのかなと思います。パリでもそうです。
ロンドンの移民は現在50パーセントぐらいだそうです。半分は移民なのですね!
日本にはまだあまり移民はいない、と思っていましたよね、今までは。
でもこの頃、町で外国人を見かけることが多くなったと思いませんか?
とくにコンビニで働いている外国人をよく見かけませんか?
日本にはどのくらいの外国人がいるのでしょう?
いま日本にいる外国人は増加の一途をたどっていて、250万人ぐらい在留しています。
中国、韓国、フィリピン、ベトナムなどのアジア人が多く、イラン人は減少しています。
250万人のうち、118万人が何らかの仕事に就いており、コンビニでお世話になることも多くなってきたのです。
日本には移民が少ないと思っていたのは、実はとんでもない誤解で、なんと日本は世界で5番目に外国人が多い国になっていたのです!
250万人というのは、名古屋市の人口を越え、彼らは製造業や小売業、サービス業などに従事しており、もはや日本はすでに外国人の労働力がなければ成り立たない経済構造になっているのです!
外国人技能実習生は25万人が在留しており、2020年までに留学生を30万人受け入れることとして、
政府は積極的に外国人の受け入れを促進しています。
しかし日本では彼らを移民としては捉えていません。
実は国際的に「移民」の定義は統一されていないのです。
国連などの国際機関では、1年以上外国で暮らす人は全て「移民」に該当すると解釈しています。
すると日本に住んでいる250万人の在留外国人は、ほぼ全て「移民」ということになります。
しかし日本は2016年に、独自に「移民」を定義付けました。
その定義とは「『移民』とは、入国の時点でいわゆる永住権を有するものであり、就労目的の在留資格による受け入れは『移民』には当たらない」というものでした。
これは日本国際交流センターの毛利敏浩氏によると「世界的に見ても例のない奇妙な」定義だという。
日本では、入国の時点で永住権を持っていなければ、たとえ10年以上日本に居住して労働し、年金や保険料を納めて、最終的には永住権を獲得した人でも「移民」ではないということになるのです。確かに奇妙なことですね。
日本では、とにかく「移民」という言葉を避けて「定住外国人」と言ったりするようです。
どうしてそれほどまでに「移民」を避けるのでしょうね?
移民の中には「外国人技能実習生」の待遇に対する問題もあり、実習生のパスポートを取り上げて、時給300円で働かせたりするので、これはもはや人身売買だという声も上がっています。
また、日本はなかなか難民を受け入れないので、難民申請をしながら何年も認められず、法的立場が定まらないままに生活している人たちが全国に数千人いると言われています。
彼らは働くこともできず、健康保険に入ることもできません。
2017年に難民認定された人は、わずか20人でした。
日本における移民・難民は本当に難しい問題ですが、これから国内にますます外国人が増えて行くことは確かです。
私たちもフレディが空港で働いていた移民だったことを思えば、何とかもっと彼らを理解していかなければならないのではないでしょうか。
移民について、おすすめ本

2018年のフレディの誕生日を祝うヒースロー空港の荷物係たちのダンス

これはとってもイイね!
動画はこちらで見られます。
https://adgang.jp/2018/09/165402.html
ザンジバルからは命の危険を感じつつのエクソダス(国外脱出)でしたし、移民としてゼロから生活を立て直すことは、どんなに凄まじい苦労だったことかと胸が痛みます。
たとえイギリスの植民地からの移動だったとしても、ロンドンでは移民としてみなされ、民族的差別も受けながらも、フレディはあらゆるハンディを跳ね返して成功を掴みました。
海外の移民・難民については、私にはとても語る資格はないので、日本の移民について考えてみたいと思います。
ロンドンに行くと、街中には沢山の外国人がいて、一体どこにイギリス人がいるのかなと思います。パリでもそうです。
ロンドンの移民は現在50パーセントぐらいだそうです。半分は移民なのですね!
日本にはまだあまり移民はいない、と思っていましたよね、今までは。
でもこの頃、町で外国人を見かけることが多くなったと思いませんか?
とくにコンビニで働いている外国人をよく見かけませんか?
日本にはどのくらいの外国人がいるのでしょう?
いま日本にいる外国人は増加の一途をたどっていて、250万人ぐらい在留しています。
中国、韓国、フィリピン、ベトナムなどのアジア人が多く、イラン人は減少しています。
250万人のうち、118万人が何らかの仕事に就いており、コンビニでお世話になることも多くなってきたのです。
日本には移民が少ないと思っていたのは、実はとんでもない誤解で、なんと日本は世界で5番目に外国人が多い国になっていたのです!
250万人というのは、名古屋市の人口を越え、彼らは製造業や小売業、サービス業などに従事しており、もはや日本はすでに外国人の労働力がなければ成り立たない経済構造になっているのです!
外国人技能実習生は25万人が在留しており、2020年までに留学生を30万人受け入れることとして、
政府は積極的に外国人の受け入れを促進しています。
しかし日本では彼らを移民としては捉えていません。
実は国際的に「移民」の定義は統一されていないのです。
国連などの国際機関では、1年以上外国で暮らす人は全て「移民」に該当すると解釈しています。
すると日本に住んでいる250万人の在留外国人は、ほぼ全て「移民」ということになります。
しかし日本は2016年に、独自に「移民」を定義付けました。
その定義とは「『移民』とは、入国の時点でいわゆる永住権を有するものであり、就労目的の在留資格による受け入れは『移民』には当たらない」というものでした。
これは日本国際交流センターの毛利敏浩氏によると「世界的に見ても例のない奇妙な」定義だという。
日本では、入国の時点で永住権を持っていなければ、たとえ10年以上日本に居住して労働し、年金や保険料を納めて、最終的には永住権を獲得した人でも「移民」ではないということになるのです。確かに奇妙なことですね。
日本では、とにかく「移民」という言葉を避けて「定住外国人」と言ったりするようです。
どうしてそれほどまでに「移民」を避けるのでしょうね?
移民の中には「外国人技能実習生」の待遇に対する問題もあり、実習生のパスポートを取り上げて、時給300円で働かせたりするので、これはもはや人身売買だという声も上がっています。
また、日本はなかなか難民を受け入れないので、難民申請をしながら何年も認められず、法的立場が定まらないままに生活している人たちが全国に数千人いると言われています。
彼らは働くこともできず、健康保険に入ることもできません。
2017年に難民認定された人は、わずか20人でした。
日本における移民・難民は本当に難しい問題ですが、これから国内にますます外国人が増えて行くことは確かです。
私たちもフレディが空港で働いていた移民だったことを思えば、何とかもっと彼らを理解していかなければならないのではないでしょうか。
移民について、おすすめ本

2018年のフレディの誕生日を祝うヒースロー空港の荷物係たちのダンス

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