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「フレディ・マーキュリー 自らが語るその人生」

自らの人生を語る

フレディ・マーキュリー 自らが語るその人生」を読みました。
いくつかインタビューの動画を見たことがありましたが、フレディが早口なので、さっぱりわかりませんでした。
この本を読んで、やっとインタビューの内容がわかり嬉しい。

フレディの20年にわたるインタビューの集大成なので、20年も経てば本人の考えも変わるでしょう。
私も20年前に自分が言ったことなんて覚えていません。
それにしても若い頃から自分の考えをハッキリ述べていて立派です。
やはり知的で独創的なことがわかります。
残念なのは、いつのインタビューなのか、年月日の記載がないことです。

驚いたのは、睡眠時間が1日3〜4時間で足りるとのこと。まるでナポレオンですね!
そうすると、8時間寝ている人の半分なので、起きている時間が長く、45年の人生でも50年以上生きていた計算になります。
やはり年齢というのは、人それぞれの生き方によって密度が違うということがわかります。

「イニュエンドウ」の頃になっても、非常に冷静に人生を語っていることに感銘を受けました。
つまり、自分の人生の限界を知っていたわけですから。
それでも変わらずに、常に前向きに進み続けたフレディ。
でも考えてみれば、私たちの人生にも必ずいつか限界が来ます。
私たちは皆、死亡率100パーセントなのですから。

面白かったのは、歌の作り方を話しているところ。
まずメロディーが浮かび、それから曲の構成を考えて、最後に歌詞を付けるそうです。
それでは、いつコードをつけるのでしょう?
ピアノの前に座って作曲することはないと言っていますから、コード付けが謎です。
それが知りたかったなあ。

とにかくフレディは音楽が好きで、非常な集中力があり、生涯を通じて熱心に音楽に取り組んでいたことがわかります。
「彼ほど強く、そして音楽を心から愛した人間をフレディ以外に見た事はない。」とはブライアンの言葉です。
作曲家のマイク・モランは「フレディは20世紀の 象徴的パフォーマーの一人として記憶されるべき。偉大な作曲者であり偉大な人間。不世出の人。墓銘碑にどう書くべきかわからないけど、私から見て彼は正真正銘独創的。」と賛辞を送っています。

今までこのブログを書いてきて、ネットからの情報や、少ない書籍をもとに、パズルのピースを当てはめるようにフレディ像を描いてきましたが、この本はフレディの生の声が聞けるので、一気にフレディ像が鮮明になったような気がします。
でもこれは公のインタビューですから、放送されたり活字になったりする前提の発言であることを考えると、フレディも本心は語っていないところがあるでしょうし、照れ隠しもあるでしょうし、また格好付けもあるでしょう。
誰もフレディを100パーセント知ることはできないし、自分のことを100パーセント知っている人もいないでしょう。
(たとえば自分の潜在意識、無意識のことはわからない)

インタビューでは、フレディが自分のことを莫大な財産があると言っているし、自分は美しいと言っているし、傲慢なところもあり、また正直な人でもあるので憎めない。
しかし有名でお金持ちになったために、親しい人から裏切られたことがあり、次第に人が信じられなくなり、人との間に壁をつくり、孤独になっていくところが悲しい。
有名になると、常にマスコミに追いかけられるようになり、事実とは全く違うことを書かれたり、ひどく批判されたりするので、そのプレッシャーに耐えられなくなり、アルコールやドラッグで壊れていく人も多いという。
フレディはさんざんマスコミに叩かれながら、本当に強靭な精神の持ち主だったのだ。

世の中には才能がある人が沢山いるのに、正当な評価を受けていない人がいるという。
そのような人は自分で自分を世の中に押し出すべきだし、ビジネスセンスを身につけた方が良いという、若者へのアドバイスはありがたいですね。

「自分は人々を幸せにしているという事実は、それがどんな形であれ、嬉しくてたまらない。たとえ彼らの人生のたった30分だったとしても、幸せだなあ、気持ちいいなあ、と感じてもらえるのなら、あるいは苦い顔に笑みをもたらせられるのなら、僕にとってそれは、とても価値のあることなんだ」
この部分が最も感動的でした。
人を幸せにするということは、人間にとって最も意味のあることだと思います。
フレディはそれを実行していたのですから、最高の人生ですね!

フレディはよく、人生を楽しみたいとか、とにかくお金を儲けて、それを使いたいんだとか言っていましたが、もちろんそれは人生の目的ではないでしょう。
私が考える人生の目的とは、まず精神的・経済的に自立すること。(女性も)
そしてなるべく視野を広げ、自分の誤り、偏見、歪みなどを取り去ってゆくこと。
生まれた時のような真っさらな状態へ戻っていくこと。
そして自分が感じた幸せや喜びを、周囲の人へ伝えていくこと。
ではないかな、と思っています。

今年もあと3日ですね。

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プロフィール

楽園のペリ

Author:楽園のペリ
1975年、初来日の武道館でクイーンを体験、フレディのファンになる。長らくクイーンのことは忘れていたが、映画を見て思い出し、フレディについて研究するうち、ついにロンドンのガーデンロッジや、モントルーのクイーンスタジオまで行ってきました!

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