19世紀までのヨーロッパで形成された文化をハイカルチャーといいます。
クラシック音楽、バレエ、オペラ、古典絵画、人文科学、社会科学、自然科学(天文学など)、応用工学(歯学など)、総合科学などです。
ブライアンはハイカルチャーを学んだので、ポップカルチャーのロックへ進むことを、父親が反対したそうです。
ロジャーもハイカルチャーを学んでいます。
フレディはクラシック音楽やバレエ、オペラを好んだので、ハイカルチャー趣味でした。これは彼の家族や親戚には医者や弁護士が多く、バレエやオペラが好きだったからだそうです。
ロックはポップカルチャー(大衆文化)ですが、はじめはハイカルチャーに対するカウンターカルチャー(対抗文化)として登場しました。
しかし今や世界中で受けいられる音楽になっているので、メインカルチャーになっています。
そうするとまたロックに対抗する文化が生まれてくる可能性があります。
カウンターカルチャーとはサブカルチャーであり、これまでにロマン主義(1790〜1840)やボヘミアン主義(1850〜1910)などがありましたが、1960年代のアメリカのカウンターカルチャーはグローバル化しており、ヒッピーのサブカルチャーと1970年代・1980年代の多様化したパンク・サブカルチャーと関連しています。
アメリカのカウンターカルチャーは、文化革命運動と言えるもので、移民国家の中で多様性の容認を求めるものでした。
「多様性の容認」の中には、公民権運動、ヒッピー運動、市民運動、女性運動、ゲイ解放運動、環境保全運動などが含まれており、これらの多様性の容認が、意識の拡大につながるとされていました。
こうした文化革命を背景として生まれたポップカルチャーの音楽的象徴がロックなのです!
カウンターカルチャーの主な人物として、次のような人たちがいます。
ボブ・ディラン
ジェーン・フォンダ (ブライアンが好きな女優)
ジミ・ヘンドリックス (フレディが好きなギタリスト)
ジョン・レノンとオノ・ヨーコ
ジム・モリソン
グラハム・ナッシュ
ジャック・ニコルソン
アンディ・ウォーホール
ニール・ヤング
大島渚
横尾忠則
クイーンもカウンターカルチャーの影響を受けていたことがわかります。
カウンターカルチャーの中心となるヒッピームーブメントでは、保守的なキリスト教文明に批判的であり、自然の中での共同体を求めたり、東洋の哲学や宗教を学び、世界の聖地へ旅をしました。
ロックや野外フェス、男女平等、性解放、大麻などのドラッグ解禁、各種差別の廃止、有機野菜の促進などが行なわれました。
ベトナム戦争中だったので、徴兵や死を目の当たりにしたアメリカの若者にとっては、この運動は生命に直結する切実なものだったと思われます。
日本にもヒッピー運動は伝わり、私も新宿で長髪の日本人ヒッピーがギターを手に歌っているのを目撃しましたが、日本にとって反戦運動はそれほど切羽詰まったものではなかったように思います。
社会の主流派を嫌って各地を放浪し、自然体で生きようとした優しいヒッピーたちは、やがて大量消費社会の中で見失われて行き、ヒッピーは敗北したと言われました。しかしヒッピーの考え方は健在です。
実社会のなかで、ヒッピーが求めたユートピアが訪れることはありませんでしたが、その憧れは21世紀において、サブカルチャーにとどまらず、欧米の主流文化の中で、より一般化されたものとなりました。
アップルをはじめとしたアメリカ西海岸のコンピューター文化、ロックや美術、文学、舞踏、アニメといった大衆文化、ヴィーガニズム、菜食主義などより自然志向の食文化、東洋的な精神への関心は高まりつづけています。
まとめると、フレディはポップカルチャーを中心にしつつ、ハイカルチャーのバレエやオペラを愛好した。
ロックはハイカルチャーに対するカウンターカルチャーとして生まれたが、今や社会的に広く受け入れられるメインカルチャーになっている、ということですね。
どこかに偏らずに横断的に広く受容されたロックが、時代によりまた変容していくところが面白いですね。
それにしてもカウンターカルチャー(対抗文化)だったロックが、大衆化して牙を抜かれてしまったので、また新たな対抗文化が出てくると面白いのですが。
ハイカルチャーのオペラ歌手と共演!

ハイカルチャーのバレエと共演

カウンターカルチャーのロックだよ!

ポッブスシンガーです

今やメインカルチャーなのだ!

フレディの七変化ですね!
クラシック音楽、バレエ、オペラ、古典絵画、人文科学、社会科学、自然科学(天文学など)、応用工学(歯学など)、総合科学などです。
ブライアンはハイカルチャーを学んだので、ポップカルチャーのロックへ進むことを、父親が反対したそうです。
ロジャーもハイカルチャーを学んでいます。
フレディはクラシック音楽やバレエ、オペラを好んだので、ハイカルチャー趣味でした。これは彼の家族や親戚には医者や弁護士が多く、バレエやオペラが好きだったからだそうです。
ロックはポップカルチャー(大衆文化)ですが、はじめはハイカルチャーに対するカウンターカルチャー(対抗文化)として登場しました。
しかし今や世界中で受けいられる音楽になっているので、メインカルチャーになっています。
そうするとまたロックに対抗する文化が生まれてくる可能性があります。
カウンターカルチャーとはサブカルチャーであり、これまでにロマン主義(1790〜1840)やボヘミアン主義(1850〜1910)などがありましたが、1960年代のアメリカのカウンターカルチャーはグローバル化しており、ヒッピーのサブカルチャーと1970年代・1980年代の多様化したパンク・サブカルチャーと関連しています。
アメリカのカウンターカルチャーは、文化革命運動と言えるもので、移民国家の中で多様性の容認を求めるものでした。
「多様性の容認」の中には、公民権運動、ヒッピー運動、市民運動、女性運動、ゲイ解放運動、環境保全運動などが含まれており、これらの多様性の容認が、意識の拡大につながるとされていました。
こうした文化革命を背景として生まれたポップカルチャーの音楽的象徴がロックなのです!
カウンターカルチャーの主な人物として、次のような人たちがいます。
ボブ・ディラン
ジェーン・フォンダ (ブライアンが好きな女優)
ジミ・ヘンドリックス (フレディが好きなギタリスト)
ジョン・レノンとオノ・ヨーコ
ジム・モリソン
グラハム・ナッシュ
ジャック・ニコルソン
アンディ・ウォーホール
ニール・ヤング
大島渚
横尾忠則
クイーンもカウンターカルチャーの影響を受けていたことがわかります。
カウンターカルチャーの中心となるヒッピームーブメントでは、保守的なキリスト教文明に批判的であり、自然の中での共同体を求めたり、東洋の哲学や宗教を学び、世界の聖地へ旅をしました。
ロックや野外フェス、男女平等、性解放、大麻などのドラッグ解禁、各種差別の廃止、有機野菜の促進などが行なわれました。
ベトナム戦争中だったので、徴兵や死を目の当たりにしたアメリカの若者にとっては、この運動は生命に直結する切実なものだったと思われます。
日本にもヒッピー運動は伝わり、私も新宿で長髪の日本人ヒッピーがギターを手に歌っているのを目撃しましたが、日本にとって反戦運動はそれほど切羽詰まったものではなかったように思います。
社会の主流派を嫌って各地を放浪し、自然体で生きようとした優しいヒッピーたちは、やがて大量消費社会の中で見失われて行き、ヒッピーは敗北したと言われました。しかしヒッピーの考え方は健在です。
実社会のなかで、ヒッピーが求めたユートピアが訪れることはありませんでしたが、その憧れは21世紀において、サブカルチャーにとどまらず、欧米の主流文化の中で、より一般化されたものとなりました。
アップルをはじめとしたアメリカ西海岸のコンピューター文化、ロックや美術、文学、舞踏、アニメといった大衆文化、ヴィーガニズム、菜食主義などより自然志向の食文化、東洋的な精神への関心は高まりつづけています。
まとめると、フレディはポップカルチャーを中心にしつつ、ハイカルチャーのバレエやオペラを愛好した。
ロックはハイカルチャーに対するカウンターカルチャーとして生まれたが、今や社会的に広く受け入れられるメインカルチャーになっている、ということですね。
どこかに偏らずに横断的に広く受容されたロックが、時代によりまた変容していくところが面白いですね。
それにしてもカウンターカルチャー(対抗文化)だったロックが、大衆化して牙を抜かれてしまったので、また新たな対抗文化が出てくると面白いのですが。
ハイカルチャーのオペラ歌手と共演!

ハイカルチャーのバレエと共演

カウンターカルチャーのロックだよ!

ポッブスシンガーです

今やメインカルチャーなのだ!

フレディの七変化ですね!
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