2013年の映画「恋するリベラーチェ」を見ました。
リベラーチェは実在のポビュラーピアニストで、ポーランド系アメリカ人です。(1919〜1987)
アメリカでは博物館があるほどの有名人ですが、動画で聴いてみるとリチャード・クレイダーマンみたいな感じかな。
クラシック出身なのでテクニックがすばらしく、映画でも超絶なブギウギを披露すると、女性たちが悲鳴をあげます。
なによりもド派手な衣装がトレードマークで、プレスリーやエルトン・ジョンに影響を与え、1960年代から80年代にかけて活躍しました。
アメリカンドリーム〜

リベラーチェとは、こんな人物です。
・優れた音楽的才能を持っている。
・アメリカのショービジネス界で成功を収め、富豪となり、豪邸に住んでする。
・ゲイなので、好みの男子を見ると自邸に住まわせ、身の回りの世話をさせている。
・大の犬好きで、犬を沢山飼っている。
・食べることとセックスが好きで、次に好きなのは「買い物」。恋人に車や洋服、宝石などをどんどん買い与える。
・全てを手に入れた男だが、心は孤独で愛を求めている。
・最後はエイズの合併症により亡くなりました。
なんだか、どこかできいたような話だなあと思いませんか?
そうそう、フレディと良く似ていますよね。
というか、プレスリーやエルトンに影響を与えたリベラーチェをフレディも知っていたでしょうから、フレディがリベラーチェの跡を追ったのかもしれません。
フレディが自邸に恋人たちを住まわせて、身の回りの世話をさせていたのは、実はフレディのオリジナルではなく、先人のモデルがあったわけですね。
フレディはハリウッドの豪邸に憧れていましたし、彼の生き方はそれほど突飛なものではなく、もしかしてショービジネス界のスタンダードだったのかもしれません。
フレディがだんだん普通の人に思えてきた今日このごろ。
ド派手なリベラーチェ(マイケル・ダグラス)

リベラーチェに比べると地味に見えるフレディ

映画「恋するリベラーチェ」は、リベラーチェの恋人だったスコット・ソーソンの回想録というか、暴露本に基づいているものの、スコットは刑事事件を起こして収監中という人物なので、どこまでが事実なのかはわかりません。
若きスコットは、年のはなれたリベラーチェの恋人となり、豪邸で贅沢な暮らしをしながら、リベラーチェの運転手をつとめ、犬たちの世話をしています。(これもジム・ハットンを想起させる)
愛し合う二人はやがて倦怠期を迎え、リベラーチェの浮気をきっかけに別れてしまうのですが、スコットはリベラーチェの同性愛を暴露したり、(これもどこかできいた話) 訴訟を起こして慰謝料を請求します。そして支給された額が7万ドルというので、これもジム・ハットンやジョー・ファネリが手にした額と近く、これは弁護士が算定したものですから、セレブの手切れ金というのはだいたい額が決まっているのでしょうか。
解せないのは、スコットがエイズに罹患しなかったこと。映画では、スコットは受け身にならなかったことが伏線になっていますが、それでも感染しなかったのは不思議。
それにしても、お金持ちのやることというのは、どうしてこう似たり寄ったりになるのでしょう?
お金持ちになると高級車・豪邸・クルーザー・ジェット機などを手に入れ、恋人をはべらせてはいるが心は孤独、というのがお決まりのパターンですよね。
何かもっと壮大な夢はないのでしょうか?
・日本を買い取って、新しい国をつくるとか、
・化石燃料ではないフリーエネルギーを開発して、地球温暖化を食い止めるとか、
・新しいエルサレムの神殿を建てて、宗教闘争を無くすとか、
何かないのでしょうか。
これがリベラーチェ本人。
幸せな自由人らしい名前ですね。

リベラーチェは死の床にあった時、かつての恋人スコットを呼びよせ、「あの頃は幸せだった?」とききます。自分は「幸せだった」と。
まあこれは映画としてのフィクションではないかという気もしますが、心あたたまる最後ではあります。
思い出すのはチャップリンの言葉。
「人生は小さく見ると悲劇だが、大きく見ると喜劇である。」
リベラーチェは実在のポビュラーピアニストで、ポーランド系アメリカ人です。(1919〜1987)
アメリカでは博物館があるほどの有名人ですが、動画で聴いてみるとリチャード・クレイダーマンみたいな感じかな。
クラシック出身なのでテクニックがすばらしく、映画でも超絶なブギウギを披露すると、女性たちが悲鳴をあげます。
なによりもド派手な衣装がトレードマークで、プレスリーやエルトン・ジョンに影響を与え、1960年代から80年代にかけて活躍しました。
アメリカンドリーム〜

リベラーチェとは、こんな人物です。
・優れた音楽的才能を持っている。
・アメリカのショービジネス界で成功を収め、富豪となり、豪邸に住んでする。
・ゲイなので、好みの男子を見ると自邸に住まわせ、身の回りの世話をさせている。
・大の犬好きで、犬を沢山飼っている。
・食べることとセックスが好きで、次に好きなのは「買い物」。恋人に車や洋服、宝石などをどんどん買い与える。
・全てを手に入れた男だが、心は孤独で愛を求めている。
・最後はエイズの合併症により亡くなりました。
なんだか、どこかできいたような話だなあと思いませんか?
そうそう、フレディと良く似ていますよね。
というか、プレスリーやエルトンに影響を与えたリベラーチェをフレディも知っていたでしょうから、フレディがリベラーチェの跡を追ったのかもしれません。
フレディが自邸に恋人たちを住まわせて、身の回りの世話をさせていたのは、実はフレディのオリジナルではなく、先人のモデルがあったわけですね。
フレディはハリウッドの豪邸に憧れていましたし、彼の生き方はそれほど突飛なものではなく、もしかしてショービジネス界のスタンダードだったのかもしれません。
フレディがだんだん普通の人に思えてきた今日このごろ。
ド派手なリベラーチェ(マイケル・ダグラス)

リベラーチェに比べると地味に見えるフレディ

映画「恋するリベラーチェ」は、リベラーチェの恋人だったスコット・ソーソンの回想録というか、暴露本に基づいているものの、スコットは刑事事件を起こして収監中という人物なので、どこまでが事実なのかはわかりません。
若きスコットは、年のはなれたリベラーチェの恋人となり、豪邸で贅沢な暮らしをしながら、リベラーチェの運転手をつとめ、犬たちの世話をしています。(これもジム・ハットンを想起させる)
愛し合う二人はやがて倦怠期を迎え、リベラーチェの浮気をきっかけに別れてしまうのですが、スコットはリベラーチェの同性愛を暴露したり、(これもどこかできいた話) 訴訟を起こして慰謝料を請求します。そして支給された額が7万ドルというので、これもジム・ハットンやジョー・ファネリが手にした額と近く、これは弁護士が算定したものですから、セレブの手切れ金というのはだいたい額が決まっているのでしょうか。
解せないのは、スコットがエイズに罹患しなかったこと。映画では、スコットは受け身にならなかったことが伏線になっていますが、それでも感染しなかったのは不思議。
それにしても、お金持ちのやることというのは、どうしてこう似たり寄ったりになるのでしょう?
お金持ちになると高級車・豪邸・クルーザー・ジェット機などを手に入れ、恋人をはべらせてはいるが心は孤独、というのがお決まりのパターンですよね。
何かもっと壮大な夢はないのでしょうか?
・日本を買い取って、新しい国をつくるとか、
・化石燃料ではないフリーエネルギーを開発して、地球温暖化を食い止めるとか、
・新しいエルサレムの神殿を建てて、宗教闘争を無くすとか、
何かないのでしょうか。
これがリベラーチェ本人。
幸せな自由人らしい名前ですね。

リベラーチェは死の床にあった時、かつての恋人スコットを呼びよせ、「あの頃は幸せだった?」とききます。自分は「幸せだった」と。
まあこれは映画としてのフィクションではないかという気もしますが、心あたたまる最後ではあります。
思い出すのはチャップリンの言葉。
「人生は小さく見ると悲劇だが、大きく見ると喜劇である。」
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