フレディが女性になったら
もしフレディが生まれ変わったら
<もしもフレディが、シリーズ6>
もしフレディが生まれ変わったら。
これは色々な可能性が考えられるでしょう。
歌手だったり、画家だったり、バレエダンサーだったり・・・。
でもイチオシなのはこれなんです。
フレディの言葉。
「長生きできるとは思っていない。それに、長生きしたいとも思わない。70歳まで生きたいなんて絶対に思わないな。きっと退屈だもの。それよりもずっと前に、この世を去っていると思うよ。みんなの前からいなくなってる。そしてどこかで新たな人生を歩んでる―ザクロの木を育てながらね。」
これはたぶん病気がわかってからの言葉だと思うが、
「ザクロの木を育てている」というのは意外な発言です。
ザクロは日本にもありますが、ペルシャ原産で、ペルシャのザグロス山脈が語源になっているという。
日本には平安時代の923年に渡来して、薬用として大切にされました。

紀元前6世紀のアケメネス朝ペルシャでは、ゾロアスター教の礼拝時に、信者がザクロジュースとバラ水を飲んだことが記録されています。
古代ギリシャの医学書や、パピルスに書かれたエジプトの医学書、中国の漢方書、インドの最古の医学書「アユルヴェーダ」にも、ザクロの効果が書かれています。
ザクロの効能には、むくみの解消、高血圧の予防、動脈硬化の予防、改善抗酸化・抗炎症作用、記憶力の向上などがあるとされています。
古代ユダヤには「神々がザクロを好んだ」という神話があり、ソロモン王は、3000年前にザクロの果樹園を開きました。
ペルシャでは王家がザクロの栽培を独占し、「王家の果実」「生命の果実」と呼びました。
ペルシャ医学では、ザクロは汚れた血を浄化してくれる「天国の果実」であると考えられています。
病に蝕まれたフレディが、ザクロによって体内を浄化したいと考えたのではないかと思うと、やはり悲しくなります。
ザクロは中近東原産ですが、ヨーロッパでもよく食べられており、ヒースロー空港で食べたフルーツサラダとヨーグルトにもザクロが入っていました。

私が生まれ育った家には井戸があり、井戸の側にザクロの木がありました。
そこに野良猫が住み着いていたので、私の記憶の中ではザクロと井戸と猫がセットになっています。
そのザクロを取って食べていましたが、日本のザクロは酸っぱくて種が固いのです。
ロンドンで食べたザクロは甘かったので、品種が違うようです。
ペルシャのザクロは日本と違い、酸っぱくないそうです。
日本にもザクロがあることに、フレディも驚いたことでしょう。
なんと古伊万里の大きな壺の蓋に、ザクロがついたものもあります。
エデンの園でイブが食べた果実はザクロだという話もあります。
楽園/天国を意味する「パラダイス」は、メディア語の「パリダイサ」から来ており、この語がアケメネス朝ペルシャ経由でギリシャに入って、「バラダィソス」となりました。
これが紀元前3世紀に、エデンの園を指す言葉となり、新約聖書では「天国」を意味することにもなりました。
「天国」(バラダイス)は、語源をたどっていくと「庭園」に行き着きます。
「庭」とは、天国を地上に写し取ったものなのです。
ペルシャにはザクロの果樹園があります。
フレディはそこでザクロの木を育てているのでしょうか。
その果樹園とは「楽園」です。
よかったね、フレディ。
by 「楽園のペリ」

フレディは「この世を去って」から「どこかで新しい人生を歩んでいる」「ザクロの木を育てながら」と言っています。
ということは、ザクロを育てながら、新しく何かをやっているのでしょうね!
また〜何をやっているのかな?

夢の続きを企むフレディ
もしフレディが生まれ変わったら。
これは色々な可能性が考えられるでしょう。
歌手だったり、画家だったり、バレエダンサーだったり・・・。
でもイチオシなのはこれなんです。
フレディの言葉。
「長生きできるとは思っていない。それに、長生きしたいとも思わない。70歳まで生きたいなんて絶対に思わないな。きっと退屈だもの。それよりもずっと前に、この世を去っていると思うよ。みんなの前からいなくなってる。そしてどこかで新たな人生を歩んでる―ザクロの木を育てながらね。」
これはたぶん病気がわかってからの言葉だと思うが、
「ザクロの木を育てている」というのは意外な発言です。
ザクロは日本にもありますが、ペルシャ原産で、ペルシャのザグロス山脈が語源になっているという。
日本には平安時代の923年に渡来して、薬用として大切にされました。

紀元前6世紀のアケメネス朝ペルシャでは、ゾロアスター教の礼拝時に、信者がザクロジュースとバラ水を飲んだことが記録されています。
古代ギリシャの医学書や、パピルスに書かれたエジプトの医学書、中国の漢方書、インドの最古の医学書「アユルヴェーダ」にも、ザクロの効果が書かれています。
ザクロの効能には、むくみの解消、高血圧の予防、動脈硬化の予防、改善抗酸化・抗炎症作用、記憶力の向上などがあるとされています。
古代ユダヤには「神々がザクロを好んだ」という神話があり、ソロモン王は、3000年前にザクロの果樹園を開きました。
ペルシャでは王家がザクロの栽培を独占し、「王家の果実」「生命の果実」と呼びました。
ペルシャ医学では、ザクロは汚れた血を浄化してくれる「天国の果実」であると考えられています。
病に蝕まれたフレディが、ザクロによって体内を浄化したいと考えたのではないかと思うと、やはり悲しくなります。
ザクロは中近東原産ですが、ヨーロッパでもよく食べられており、ヒースロー空港で食べたフルーツサラダとヨーグルトにもザクロが入っていました。

私が生まれ育った家には井戸があり、井戸の側にザクロの木がありました。
そこに野良猫が住み着いていたので、私の記憶の中ではザクロと井戸と猫がセットになっています。
そのザクロを取って食べていましたが、日本のザクロは酸っぱくて種が固いのです。
ロンドンで食べたザクロは甘かったので、品種が違うようです。
ペルシャのザクロは日本と違い、酸っぱくないそうです。
日本にもザクロがあることに、フレディも驚いたことでしょう。
なんと古伊万里の大きな壺の蓋に、ザクロがついたものもあります。
エデンの園でイブが食べた果実はザクロだという話もあります。
楽園/天国を意味する「パラダイス」は、メディア語の「パリダイサ」から来ており、この語がアケメネス朝ペルシャ経由でギリシャに入って、「バラダィソス」となりました。
これが紀元前3世紀に、エデンの園を指す言葉となり、新約聖書では「天国」を意味することにもなりました。
「天国」(バラダイス)は、語源をたどっていくと「庭園」に行き着きます。
「庭」とは、天国を地上に写し取ったものなのです。
ペルシャにはザクロの果樹園があります。
フレディはそこでザクロの木を育てているのでしょうか。
その果樹園とは「楽園」です。
よかったね、フレディ。
by 「楽園のペリ」

フレディは「この世を去って」から「どこかで新しい人生を歩んでいる」「ザクロの木を育てながら」と言っています。
ということは、ザクロを育てながら、新しく何かをやっているのでしょうね!
また〜何をやっているのかな?

夢の続きを企むフレディ
もしもフレディに前世があったなら
<もしもフレディーが、シリーズ5>
▶︎もしフレディに前世があったなら
フレディに前世があったとしたら、どのような人生だったでしょうか?
そもそも人間に生まれ変わりがあるのかという問題がありますが、私は人間や生物の生命は、死を超えて絶えることなく続いていると考えています。
でもそれはAさんがBさんに生まれ変わったというような単純な考えではなく、Aさんが過去のBさんと強い関連があるという風に捉えると良いのではないかと思っています。
そして過去生というのは、現在生と似ているか、正反対である場合が多いとされています。
過去生から継続して同じようなテーマに取り組んでいるか、あるいは過去に足りなかった面を補充するために、正反対の人生を選択している可能性があります。
そのようにフレディの過去生を考えてみると・・・
1) 吟遊詩人だった。

吟遊詩人とは、歌や詩を作り、各地を旅しながら歌う人のこと。
中世フランスのトルバドールや、中世ドイツのミンネジンガーは、「アーサー王伝説」や「ニーベルンゲンの歌」を歌い広めました。
アイルランドのケルトでは、バードと呼ばれます。
またジョングルールは旅芸人であり、大衆的な歌で民衆を楽しませました。
日本の琵琶法師も「平家物語」を歌い伝えました。
フレディも世界を旅しながら、愛の歌を歌い続けた現代の吟遊詩人といえますね。
2)カストラートだった。

カストラートとは、1550年頃からイタリアで一般化された、ボーイソプラノを保つために去勢された男性歌手のこと。
最も有名なカストラートは、18世紀イタリアのファリネリで、3オクターブ半の声域を持つ彼が歌うオペラでは、上流階級の女性たちが次々と失神したという。
カストラートの収入は莫大なものとなり、優雅な生活を享受したが、男性としては一生禁欲せざるを得なかった。
その時の欠乏感が、後にフレディの放蕩を呼んだのではないか?
3)ペルシャの王子だった。

ペルシャの王子だったため、気位が高く、高価なものを好む。
この絵は「アルスラーン戦記」より。中近東を舞台にした物語ですね。
王子とはいえ、国政や戦争には興味がなく、詩や音楽、美術を愛好していた。
4)ゾロアスター教の司祭だった。

敬虔なゾロアスター教の司祭として、清貧で禁欲的な生活を送った。
その反動で、フレディは派手で贅沢、退廃的になる。
5)インドのマハラジャの王子だった。

インドのマハラジャの放蕩息子だった。
(この写真の人のことではありません)
6)修道院の孤児だった。

8才で孤児になった少年が修道院に入ったが、彼には音楽の才能があり、よくオルガンの練習をしていた。
ところが彼は成人する前に病で亡くなってしまった。
フレディとして生まれ変わると、前世で練習したオルガンの技術が才能として宿り、あまり練習しなくてもフレディはすぐにピアノを弾くことができた。
前世で孤児だったため、孤独な気持ちが強く、フレディは生涯愛を求め続けたのであった。
7)高級娼婦(女性)だった。

キラークイーンですね、ダーリン。
オペラや文学にも高級娼婦はよく登場します。
8)ペルシャ猫だった。

というのは冗談ですが。
というか、この「もしも」シリーズは冗談ですからね!
私は1番と2番の可能性が高いと思います。
人の一生は有限です。
一度の人生で全てを成しとげることはできません。
それで何回も生まれ変わっては、自分の目的を達成していくのかもしれません。
フレディは今回の生で多くの目的に到達し、また多くのことを学んだのでしょう。
彼は今回の人生に満足しているでしょうか?
また次の人生に挑戦することがあるのでしょうか?
▶︎もしフレディに前世があったなら
フレディに前世があったとしたら、どのような人生だったでしょうか?
そもそも人間に生まれ変わりがあるのかという問題がありますが、私は人間や生物の生命は、死を超えて絶えることなく続いていると考えています。
でもそれはAさんがBさんに生まれ変わったというような単純な考えではなく、Aさんが過去のBさんと強い関連があるという風に捉えると良いのではないかと思っています。
そして過去生というのは、現在生と似ているか、正反対である場合が多いとされています。
過去生から継続して同じようなテーマに取り組んでいるか、あるいは過去に足りなかった面を補充するために、正反対の人生を選択している可能性があります。
そのようにフレディの過去生を考えてみると・・・
1) 吟遊詩人だった。

吟遊詩人とは、歌や詩を作り、各地を旅しながら歌う人のこと。
中世フランスのトルバドールや、中世ドイツのミンネジンガーは、「アーサー王伝説」や「ニーベルンゲンの歌」を歌い広めました。
アイルランドのケルトでは、バードと呼ばれます。
またジョングルールは旅芸人であり、大衆的な歌で民衆を楽しませました。
日本の琵琶法師も「平家物語」を歌い伝えました。
フレディも世界を旅しながら、愛の歌を歌い続けた現代の吟遊詩人といえますね。
2)カストラートだった。

カストラートとは、1550年頃からイタリアで一般化された、ボーイソプラノを保つために去勢された男性歌手のこと。
最も有名なカストラートは、18世紀イタリアのファリネリで、3オクターブ半の声域を持つ彼が歌うオペラでは、上流階級の女性たちが次々と失神したという。
カストラートの収入は莫大なものとなり、優雅な生活を享受したが、男性としては一生禁欲せざるを得なかった。
その時の欠乏感が、後にフレディの放蕩を呼んだのではないか?
3)ペルシャの王子だった。

ペルシャの王子だったため、気位が高く、高価なものを好む。
この絵は「アルスラーン戦記」より。中近東を舞台にした物語ですね。
王子とはいえ、国政や戦争には興味がなく、詩や音楽、美術を愛好していた。
4)ゾロアスター教の司祭だった。

敬虔なゾロアスター教の司祭として、清貧で禁欲的な生活を送った。
その反動で、フレディは派手で贅沢、退廃的になる。
5)インドのマハラジャの王子だった。

インドのマハラジャの放蕩息子だった。
(この写真の人のことではありません)
6)修道院の孤児だった。

8才で孤児になった少年が修道院に入ったが、彼には音楽の才能があり、よくオルガンの練習をしていた。
ところが彼は成人する前に病で亡くなってしまった。
フレディとして生まれ変わると、前世で練習したオルガンの技術が才能として宿り、あまり練習しなくてもフレディはすぐにピアノを弾くことができた。
前世で孤児だったため、孤独な気持ちが強く、フレディは生涯愛を求め続けたのであった。
7)高級娼婦(女性)だった。

キラークイーンですね、ダーリン。
オペラや文学にも高級娼婦はよく登場します。
8)ペルシャ猫だった。

というのは冗談ですが。
というか、この「もしも」シリーズは冗談ですからね!
私は1番と2番の可能性が高いと思います。
人の一生は有限です。
一度の人生で全てを成しとげることはできません。
それで何回も生まれ変わっては、自分の目的を達成していくのかもしれません。
フレディは今回の生で多くの目的に到達し、また多くのことを学んだのでしょう。
彼は今回の人生に満足しているでしょうか?
また次の人生に挑戦することがあるのでしょうか?
もしもフレディが今も生きていたら
<もしもフレディーが、シリーズ4>
▶︎もしもフレディが今も生きていたら・・・
◯イケてるジイさんになったでしょう。
写真がないのが残念!
◯結婚したでしょう。
イギリスでは2014年に同性婚が合法化されました。
◯クイーンをやめてプロデューサーになる。
Fマーキュリー・レーベルを作って、若手ミュージシャンを育てる。
◯クイーンをやめて政界に進出。その人気から英国首相になる。
女王が首相になるとは、これいかに?
キラークイーンを国歌に制定。ドラッグを解禁する。
移民を保護し、LGBTを国会で重用する。
ゾロアスター教を国教に定める。
やがて国境を無くし、世界は一つの連邦となり、戦争はなくなる。
人々は楽しく幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
◯引退して画家になる。
これはフレディ自身が語ったことですが、いいですねコレ!
フレディがオークションに絵を出し、鋭くアートの本質を問いかけて画壇を揺るがす。
絵の中にポップアート、現代アート、日本画、浮世絵などを取り入れて新しい絵画のジャンルを作り、絵画の革命を起こすフレディ画伯。
◯ロックオペラを作曲したのではないかしら(母親談)
フレディは子供の頃からクラシックやオペラが好きだったので、ミュージカルやロックオペラを作る。
ロックオペラ「ネヴァーボーリング」がウエストエンドでロングラン公演。やがて世界で上演される。
公演にはバレエも含まれ、フレディもタイツで踊っている。
◯引退して猫と暮らす。

だって猫が好きなんだもん。
▶︎もしもフレディが今も生きていたら・・・
◯イケてるジイさんになったでしょう。
写真がないのが残念!
◯結婚したでしょう。
イギリスでは2014年に同性婚が合法化されました。
◯クイーンをやめてプロデューサーになる。
Fマーキュリー・レーベルを作って、若手ミュージシャンを育てる。
◯クイーンをやめて政界に進出。その人気から英国首相になる。
女王が首相になるとは、これいかに?
キラークイーンを国歌に制定。ドラッグを解禁する。
移民を保護し、LGBTを国会で重用する。
ゾロアスター教を国教に定める。
やがて国境を無くし、世界は一つの連邦となり、戦争はなくなる。
人々は楽しく幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
◯引退して画家になる。
これはフレディ自身が語ったことですが、いいですねコレ!
フレディがオークションに絵を出し、鋭くアートの本質を問いかけて画壇を揺るがす。
絵の中にポップアート、現代アート、日本画、浮世絵などを取り入れて新しい絵画のジャンルを作り、絵画の革命を起こすフレディ画伯。
◯ロックオペラを作曲したのではないかしら(母親談)
フレディは子供の頃からクラシックやオペラが好きだったので、ミュージカルやロックオペラを作る。
ロックオペラ「ネヴァーボーリング」がウエストエンドでロングラン公演。やがて世界で上演される。
公演にはバレエも含まれ、フレディもタイツで踊っている。
◯引退して猫と暮らす。

だって猫が好きなんだもん。
もしフレディが女性だったら
もしもフレディが、シリーズ3
▶︎もしフレディが女性だったらば・・・
フレディが女に生まれていたら
◯男装の麗人になったでしょう!
燕尾服につけヒゲで華麗なタップダンスを踊り、宝塚のスターじゃなかった、ハリウッドのスターになるでしょう。
◯バスからソプラノまで4オクターブの声域を誇る女性シンガーになる。
男女両方の声が出せる特異な歌手。
多重録音すれば混声合唱もできる。
◯ロジャー・テイラー、ピーター・ストレイカーと共に3ボーカルパフォーマンスグループを作る。
グループ名は「地獄の3人娘」
ヒット曲は「さすらいのディベルティメント」「王様殺し」「あんたのために生まれたのよ」「猫は命」など。

◯女性と結婚する。
男性とも付き合ったが、やはり女性との付き合いが多く、ついに女性と結婚。
LGBTの活動に参加し、そのアイコンとなる。
▶︎などと言って、フレディを茶化しているわけではなく、私は両性具有は最高だと思っています。
もともと人間は男女両性体だったとプラトンは言っています。
プラトンの「饗宴」に、「エロス」の項があり、アリストパネスに、次のように語らせています。
「 世人はエロースの威力を全く理解していない、エロースは人間の最大の友、助力者、苦悩の医者である。
原始時代の人間は男と女と男女(両性具有)の三種があり、それらはいずれも背中合わせで二体一身(男男、女女、男女)だった。
彼らは力も気概も強く神々に挑戦したので、ゼウスによって半分に切られ、顔の向きも反対にされた、その切断面の絞り痕(あと)がヘソである。
こうして半身としての我々人間は互いに求め合うようになり、そのかつての完全体に対する憧憬と追求がエロースと呼ばれているものである。
したがって、この神に従っていれば、本来の自分に戻れる最良の愛人を見出すことができる。」
ということは、両性具有体だけではなく、男男体、女女体もあったのですね。
男男体だった人が、失われた半身を求めて、男色になるのでしょうか?
この「失われた半身」のことを、最近では「ソウルメイト」と呼んでいるのだと思います。
自分が不完全だから、失われた性を求めるのですね。
自分の中で両性が確立されれば、私たちは完全な両性具有=アンドロギュノスになります。
日本の天照大神は両性具有とされる伝承もありますし、西洋の悪魔も見かけは男性や女性であっても、実は両性具有とされます。
ニーチェは自己を超えるために両性具有に憧れました。
バタイユは「エロスとは、失われた連続性に対する郷愁だ」と言っています。
フレディは男性的なところと女性的なところを持っており、女性になりたかったわけではないけれど、バート・レイノルズのような男性的な人に魅かれましたね。
ショービジネス界の過酷さや、世間からのバッシングなどのストレスを一人で耐えるには余りに繊細で、頼れる人が欲しかったのでしょう。
フレディの中に男女両性を見る時、私たちはプラトンの言う、太古の昔の男女両性体を思い出しているのかもしれません。
▶︎もしフレディが女性だったらば・・・
フレディが女に生まれていたら
◯男装の麗人になったでしょう!
燕尾服につけヒゲで華麗なタップダンスを踊り、宝塚のスターじゃなかった、ハリウッドのスターになるでしょう。
◯バスからソプラノまで4オクターブの声域を誇る女性シンガーになる。
男女両方の声が出せる特異な歌手。
多重録音すれば混声合唱もできる。
◯ロジャー・テイラー、ピーター・ストレイカーと共に3ボーカルパフォーマンスグループを作る。
グループ名は「地獄の3人娘」
ヒット曲は「さすらいのディベルティメント」「王様殺し」「あんたのために生まれたのよ」「猫は命」など。

◯女性と結婚する。
男性とも付き合ったが、やはり女性との付き合いが多く、ついに女性と結婚。
LGBTの活動に参加し、そのアイコンとなる。
▶︎などと言って、フレディを茶化しているわけではなく、私は両性具有は最高だと思っています。
もともと人間は男女両性体だったとプラトンは言っています。
プラトンの「饗宴」に、「エロス」の項があり、アリストパネスに、次のように語らせています。
「 世人はエロースの威力を全く理解していない、エロースは人間の最大の友、助力者、苦悩の医者である。
原始時代の人間は男と女と男女(両性具有)の三種があり、それらはいずれも背中合わせで二体一身(男男、女女、男女)だった。
彼らは力も気概も強く神々に挑戦したので、ゼウスによって半分に切られ、顔の向きも反対にされた、その切断面の絞り痕(あと)がヘソである。
こうして半身としての我々人間は互いに求め合うようになり、そのかつての完全体に対する憧憬と追求がエロースと呼ばれているものである。
したがって、この神に従っていれば、本来の自分に戻れる最良の愛人を見出すことができる。」
ということは、両性具有体だけではなく、男男体、女女体もあったのですね。
男男体だった人が、失われた半身を求めて、男色になるのでしょうか?
この「失われた半身」のことを、最近では「ソウルメイト」と呼んでいるのだと思います。
自分が不完全だから、失われた性を求めるのですね。
自分の中で両性が確立されれば、私たちは完全な両性具有=アンドロギュノスになります。
日本の天照大神は両性具有とされる伝承もありますし、西洋の悪魔も見かけは男性や女性であっても、実は両性具有とされます。
ニーチェは自己を超えるために両性具有に憧れました。
バタイユは「エロスとは、失われた連続性に対する郷愁だ」と言っています。
フレディは男性的なところと女性的なところを持っており、女性になりたかったわけではないけれど、バート・レイノルズのような男性的な人に魅かれましたね。
ショービジネス界の過酷さや、世間からのバッシングなどのストレスを一人で耐えるには余りに繊細で、頼れる人が欲しかったのでしょう。
フレディの中に男女両性を見る時、私たちはプラトンの言う、太古の昔の男女両性体を思い出しているのかもしれません。