今は海外旅行に行かれませんが、オンラインの海外旅行案内があります。
みゅう オンラインの「ブリティッシュロック 伝説のチャンピオンの軌跡をしのぶ」に参加してみました。
ロンドン在住の Tetsu Tajikaさんが、画像と動画で、フレディゆかりの地を案内してくれました。
実際に各地を訪れるわけではないのですが、考えてみれば1時間ぐらいの間に各地を移動することはできないわけですから、ロンドンと生で繋がっているだけでも楽しい経験です。
おりしもロンドンはロックダウン下なのですから、それでも開催していただけて感謝です!
オンラインツアーの参加者は46名でした。
・まず最初はウェンブリースタジアムで、ウェンブリーまでの行き方を、地下鉄路線図で教えてくれます。
言わずと知れたライブエイドの開催地ですが、フレディの追悼コンサートもここだったのですね。そしてもちろんサッカーの聖地です。
それがなんと今は解体工事中だとのこと!
1923年建設なので老朽化したためですが、近代建築というのは寿命が短いですね。
日本の法隆寺は、築1400年の木造建築ですからね!
現在のスタジアムは上部にアーチがありましたが、2002年の改築まで、つまりフレディの頃には、入り口正面に2本の立派な柱が立っていたことを写真で紹介してくれました。なかなかレアな情報ですね。
現在はもうアーチも撤去されています。
こんなことなら昨年英国へ行った時に、ウェンブリーに行っておけば良かったなあなどと思ったりして。

・次はハマースミス・オデオン。ロック・コンサートの聖地です。
クイーンが1975年、世界へはばたく直前のクリスマスに、ここでコンサートを行ないました。
今はDVDで、このコンサートを見ることができます。
・次にハマースミス・オデオン近くのパブ「ラトランド・アームス」。19世紀半ばから続くパブです。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のロケで使われました。
テムズ河沿いのテラス席の背景に、緑のハマースミス橋が見える景色が好きです。
・それからメトロポリス・スタジオ。
フレディがよく作曲に没頭していたスタジオで、「ヘッドロング」のMVにも使われ、最後のアルバム「イニュエンドウ」が録音されました。
・ハードロックカフェ1号店
世界中のハードロックカフェはここから始まった!
店内ではないが、フレディが所有していたアンティークの中国製椅子があります。
・いよいよガーデンロッジ!
フレディのお城だったけれども、ここに住んでいたのはわずか6年ぐらいで、しかもそのうち4年は闘病生活だったことが悲しい。
・そこから北へ徒歩10分ぐらいで、スタッフォード・テラス。
フレディが実家を出て、はじめて一人暮らしをしたところです。
今は他の方が住んでいますが、はじめての一人暮らしにしては立派なアパートに見えます。
・さらに北上してリチャード・ヤングのフォトギャラリー。
リチャードはクイーンの数々の名作写真を撮影しました。
・そしてノッティングヒルの「ザ・チャンピオン」というパブ。これは初めて見ました。
ここでよくたむろしていたフレディは、店名から「We are the Chanpions」を発案したというのです。
マーキュリーラウンジもある、フレディゆかりの隠れ家ですね。

・サウスケンジントンへ移動して、レストラン「Shezan」
フレディが好きだったインディアン&パキスタニ レストランです。
アールズコートかと思っていたら、サウスケンジントンだったのですね。行ってみたいなあ。
ネットでは、フレディはインドで暮らしていたことを隠していて、話したがらなかったとされていますが、そんなことはありません。
よく友人たちとここへ来ていましたし、好きな食べ物は「インド料理」と言っていたのですから、べつに隠していたわけではなく、マスコミがあまりにもインドやアフリカのことをききたがり、「やはり暑くてヤシの木があるんですか?」と何度も言われて嫌になったと漏らしていますよね。
なんだかインド料理が食べたくなりますね〜

・最後はロック・フィールド・スタジオ。「ボヘミアンラプソディ」を含む「シアーハートアタック」が録音されたスタジオです。
なんとウェールズにある、元農場なのですね。広大な敷地があり、大自然の中に立地しています。
ベーゼンドルファー・ピアノがあり、フレディが「ボヘミアンラプソディ」で弾いていたピアノのようです。
屋根の上に風見鶏ならぬ「風見馬」があり、フレディはそれが風で揺れ動く様を見て、ポラプの最後のフレーズ Anywey the wind blowsを考えついたそうです。
3枚目のアルバムで、まだクイーンにはお金が入らず、なんと週給3000円ぐらいだったとか。
ロジャーはスタジオまで来るための交通費が工面できなかったので、借金をしてやっと辿り着いたというエピソードもあり、あのロジャーにもそんな時代があったとは・・・という感慨がよぎります。
スタジオには当時の録音機材がそのまま残されており、まさに前世紀の遺物です! 未だにそんなものがあったとは!
デジタル化した現在では、全く使われていないものばかりです。
さすが古いものを大切にする英国なのだなあと感心しきり。
そしてクイーン以外にも数々のミュージシャンがここで録音し、世界へ巣立って行きました。
そんな若い才能たちが花開いた場所であることを思うと、やはり心が震えます。
行ってみたいですね、ロックフォードスタジオ!
だから、オンラインツアーというのは、このようにツアーの良いところを小出しに見せて、いずれ本当の海外旅行に行きたいように誘惑するつもりなのですね!
まだコロナは続きそうなので、オンラインでオペラやバレエ、ミュージカルなどを見たいと思います!
とりあえず、メリークリスマス! YA!
サンタをムチ打っているように見えるけど?